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【講演報告】高松北高校で授業をさせていただきました!

2020-09-27 | Category:新着情報


中小企業庁の「起業家教育事業 起業家による出前授業」で、2020年9月25日(金)に、香川県立高松北高等学校で講演をさせていただきました。
当日は2年生の分野別講演会で14:35~15:25の同じ時間に「芸術」「グローバル」「スポーツ」「防災・環境」「看護・医療・福祉」のテーマで、各分野の社会人講師が講演をしました。大学教授などに交じって、民間コンサルタントの私が担当したテーマは「グローバル」!
活動範囲はせいぜい香川と愛媛くらいで、私自身は輸入も輸出もしていないため、「地元中小企業のグローバル化への対応」のタイトルで、私が経営のサポートをさせていただいている地方の中小企業がどのようにグローバル化に対応しているか、実情を約45名の生徒の皆さんにお話ししました。
外国人実習生を受け入れていたり、外国から商品を仕入れていたり、販売していたり、もちろん地方の中小企業でもグローバル化に対応しています。そしてそれを強みにしている場合もあります。
お伝えしたかったのは、最初からうまくいったのではなく、「あの手この手を試す」なかで、それにいきついたということ。経営には「これさえやればうまくいく」という手法はなく、大切なのは「あの手この手を試す」という姿勢です。これは経営に限らず、高校生の将来への悩み解決にもつながる考え方だと思いお話ししました。
また「目的と手段」のお話しもしました。目的は「何のために取り組むか? 取り組む理由」で、手段は「目的を達成するために行うこと」です。そのため、先に目的があって手段を選ぶべき。「やること自体が目的になる(手段の目的化)」のはよくありません。目的にこだわり、手段はあの手この手を試すべきです。
企業経営における目的は「経営理念」です。紹介した地元の中小企業も経営理念という目的を達成するために、あの手この手を試し、グローバル化という手段にいきつきました。
つまり、グローバル化も手段であり、それ自体が必ずしも正しいとは言えません。また、グローバル化することが目的にはなりません。大切なのは「何のために」グローバル化するか、ではないでしょうか。
「どうすれば人はやる気になるか、主体的になるか」というお話しもさせていただき、とても熱心に聞いていただきました。十分に質問時間を取れなかったため、授業の後の休憩時間に質問してくださるなど、生徒の皆さんの積極的な姿勢に感動しました。
高校生の前でお話しするとても貴重な機会を与えていただき、先生方をはじめ関係各機関の皆様に心より感謝いたします。私のほうこそ、多くの気づきと学びのあった時間でした。ありがとうございました。

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